イスラエル軍がガザ地区のシファ病院へ攻勢を強めていることを受けて、イスラム組織「ハマス」が人質交渉を一時中断していることが分かりました。
イスラエルは、地下に「ハマス」の重要拠点があるとして、ガザ市のシファ病院の周辺に地上部隊を展開しています。
パレスチナ保健省などによりますと、シファ病院ではイスラエル軍の攻撃により、建物の一部が破壊されたほか、発電用の燃料が足りず電気が使えなくなり、これまでに新生児2人を含む12人が死亡しました。
さらに、保育器の中の乳児37人に死亡のリスクがあり、患者やスタッフの飲料や食料もないということです。
また、100人以上の遺体が埋葬できていないということです。
ガザ地区全体では35の病院のうち23の病院が機能していません。